オナホなんかに負けへんもん!(3)

仕事が早く終わって、サプライズで彼氏のあっくんの部屋へ向かった。

今日会えないって言ったらしょんぼりしてたし、
喜んでくれるかな、と思ってケーキなんかも用意してウキウキしてたのに…

「えっ… えっ 今日…… 遅番 ちゃうかった……っけ」

明らかに、私が来て動揺してる彼。
少し顔も赤いし、てかなんで上半身裸なん?

ーーこれ、知ってる。浮気や。

止めるあっくんを振り払って、部屋に上がりこむと
ゴミ箱には捨てられたコンドーム。しかもつ4つ。

「ホンマにあったらアカンやろ…」

こんな終わり方、するなんて思わなかった……

「オナホやって!!!!!!!!」



は?

聞けば高級オナホで致すのにゴムをつけてたらしい。
中がイボイボなので生ですると、精子が絡まって洗いにくいって…

あたしとするときはつけへんのに?
それにしても4回はやりすぎやろ。

いつもは賢そうにパソコンいじってるあのあっくんが
こんなバカなこと、するなんて。

「悪いと思ってるん?」
「そんな気持ちよかったんや」
「どんなオナホなん? 説明読んで聞かせて?」

正座して、真っ赤な顔でオナホの説明音読して
4回も出したくせに、また大きくしてる。

そんなあっくんが可愛くて可愛くて、いじめるのを止められずーー…


※本作はすぎの、THE猥談の個人誌作品の電子書籍版となります。【23ページ】
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