日下教授の求愛セックス演習(3)

疲れた顔に、とっつきにくい雰囲気で学生からは恐れられている日下教授。
そんな教授の元で、ゼミの副幹事長として真面目に取り組む私・北野凛。
質問があれば積極的に研究室に足を運び、
教授からすすめられた本があればすぐに読み込んだ。

側から見れば勤勉な学生に見えただろう。
同じゼミ生からも、教授からも。

実際のところ、哲学なんてどうでもよかった。何の興味もない。

すべては、教授と、あの研究室で。
哲学書や現代思想にまつわる本がギッチリと詰まったあの空間で
知性なんて何もないセックスをしたい。教授と、したい。

日下教授、教えてください。
この情欲はどうすればいいですかーーー…


※本作はHECOイヌ、THE猥談の個人誌作品の電子書籍版となります。【24ページ】
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